

Challenge ATOMとは

本プロジェクトは、公益財団法人長寿科学振興財団と Google.org の支援による、「高齢社会の課題を解決するためのフィジカルAI」を創出するコンテストです。
かつて日本が技術大国へと駆け上がった時代、あるロボットが人々の「希望」として誕生しました。『鉄腕アトム』です。 アトムは、単なる高性能な機械ではありませんでした。日本の夢を後押しし、テクノロジーが人に寄り添い、人と共生できることを教えてくれました。
時代は流れ、いま私たちは少子高齢化という未曾有の社会問題に直面しています 。多くの課題に直面し、これまでの仕組みが限界を迎えつつあります。
今こそ、かつてアトムが象徴した「自由な夢を描き、圧倒的な技術力で未来を切り拓く精神」を受け継ぐ時ではないでしょうか。
アトムは、世代を超えて人々を結びつける「架け橋」です。かつてアトムに夢を託した高齢者と、新たな技術で未来を切り拓く若者。彼らが共に未来を語り合うための共通言語となり、テクノロジーを平和のために、人の幸せのために使うという、日本が世界に誇れる文化を象徴します。
本プロジェクトが求めるのは、新たな社会の姿を自ら描く「構想力」と、その夢を技術で形にする「実装力」を持つ若き才能です。第一線で活躍する研究者・技術者が、あなたの構想を現実へと引き上げるために全力でサポートします。
誰かの明日をワクワクさせ、世界を照らす光になる。
そんな願いを込めて、本プロジェクトを “Challenge ATOM” と名付けました。
人生100年時代のPhysical AI


対象とする領域
「高齢社会のテクノロジー」と聞くと介護ロボットを思い浮かべがちですが、本プロジェクトの領域はそれだけに留まりません。
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身体と健康の拡張: 身体の自由を支え、健康寿命を延ばしたり「できること」を増やすもの
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生きがいの創出: 趣味や会話を通じて日常を彩り、新しい「役割」や「喜び」を生み出すもの
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社会との共生: 人・地域・サービスを滑らかに繋ぎ、社会の中で自然に機能するもの
これらはあくまで一例です。いつ、どこで、誰が、どのようにそのPhysical AIと関わり、どんなワクワクが生まれるのか。既存のカテゴリーに縛られず「幸せの形」を自由に定義し、開発してください。身近な祖父母の課題解決から、Society 5.0を見据えた設計まで幅広い提案を募集します。
Physical AIの定義
本プロジェクトでは、AI(知能)が現実世界を認識し、物理空間(Physical)に対して作用する存在を「Physical AI」と定義します。
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ハードウェアを有し、それを用いて何らかの表現するものを対象とします。ソフトウェアやアプリ単体の提案は対象外です。
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物理的な接触や移動だけでなく、音声・光・風・振動など、物理現象を介して人間や環境に作用するものも含みます。
開発手段
プロトタイプを形にする手段に制限はありません。
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独自のハードウェア構築: 機構から自作し、これまでにないインターフェースや物理的な働きかけを追求する。
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既存プラットフォームの活用: 既存のロボットや市販のデバイスに独自のAIを搭載し、新たな機能や役割を与える。
募集テーマ
「無難な正解」はいらない。
「これなら確実に作れそう」「ビジネスとして手堅い」という枠に収まらないでください。
既存の常識を打ち破る大胆な構想 や 誰も見たことがないような技術的アプローチ を歓迎します。

エントリーいただいた方には、サポートプログラムなどの最新情報をメールでお届けします。
エントリーシートの提出前でも、まずはお気軽にエントリーください。

参加資格
対象者
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日本国内の高等専門学校(専攻科含む)、大学、大学校、および大学院(修士課程・博士前期課程)に在籍する学生
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博士(後期)課程は対象外となります。
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年齢、性別、国籍は問いませんが、日本語を十分に理解できることが条件です。
チーム編成
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1名よりエントリー可能(人数の上限はありません)
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他校との合同チームによる応募も可能です。
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チーム間でのメンバーの重複は問題ありません。
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FINALでのプレゼンターは最大5名となります。
指導教員および
メンターの配置
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チームに指導教員1名を必ず置くこと。
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チームにメンターを加えることが望ましいです。指導教員がメンターを兼ねても構いません。
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メンターの確保が困難な場合は事務局へ相談が可能です。
希望する場合はエントリーシートに「必要とする知識・技術」を具体的に記載してください。
参加費
12月に開催されるDemoday/Showcase参加旅費は、事務局にて1チーム最大5名分まで負担します。
選考プロセス

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1st ゲートを通過したチームにはプロトタイプ開発費用として100万円を支給します。
Final会場でShowcase(プロトタイプのブース展示)を行ってください。 -
2nd ゲートを通過するとファイナリストとなります。Final会場でのShowcaseに加えて、ステージにて開発したPhysical AIのデモンストレーションとプレゼンテーションを行っていただきます。

・開発過程の写真や映像、応募作品の全部または一部(ビデオ審査用にアップされる映像データを含みます)はテレビ放送やSNS(公式X、YouTube)などで公開されることがあります。
・映像素材は テレビ放送になる可能性 もありますので、ご了承ください。


選考基準
1stゲート/2ndゲート

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AI、ロボティクスの専門家や社会課題のスペシャリストにより、上記の5つの観点から評価を行います。5分野のバランスが取れた提案はもちろん、特定の項目において圧倒的な強みを持つ「尖った提案」も高く評価します。
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2ndゲートでは、開発途中のプロトタイプについて当事者(身近な祖父母も可)のフィードバックを得ていることも評価します。
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作成するPhysical AIプロトタイプは洗練された「製品」である必要はありません。筐体の一部など、最小単位の実装でも構いません。完璧な動作よりも、その試作を通じて「未来の生活」や「新しい共生の姿」が鮮やかに伝わることを重視します。
FINALゲート
ステージでのフィジカルAIのデモンストレーションと、それを補強するプレゼンテーションを行っていただきます。様々な分野の専門家や高齢社会の当事者など多岐にわたる審査員が、前述の「洞察性」「新規性」「学術性」「有用性」「社会性」について採点方式で審査します。

表彰
1stゲート通過チーム
100万円
採択されたアイデアを形にするための「開発助成金」として、1チームあたり最大100万円を支給します。
※助成金は、指導教官・メンターまたは所属機関の指定口座へ振り込みます。なお研究活動を直接支援するため、間接経費への充当はご遠慮ください。
●用途の明確化
助成金はプロトタイプ開発に直接必要な費用を対象とします。支出を証明するために、領収書の提出や収支報告が必要です。
●プロトタイプの完遂
本プロジェクトは、アイデアを具現化することを目的としています。正当な理由なくプロトタイプの作成が中止された場合、または開発が行われなかった場合には、助成金の返還を求めることがあります。
Demo Day
ファイナリストの中から特に優れたチームには「ATOM Awardの称号を認定します。
※認定チーム数は未定
Showcase
1stステージゲートを通過した全チームにFINALの会場でプロトタイプの展示を行っていただきます。
Showcaseで優れた作品を披露したチームには「ATOM Challenger」の称号を認定します。
※認定チーム数は未定
ATOM Award:100万円
ATOM Challenger:50万円
作品の知的財産とライセンスについて
本助成金により創出された知的財産(コード、設計、発明等)は、以下の条件に基づき公開する必要があります。
■ ライセンスについて
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コード等の発明物:Apache License 2.0
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その他の知的財産:Creative Commons Attribution 4.0(CC BY 4.0)
助成金を活用して開発された成果物は、2027年5月31日までに公開し、第三者が自由に検索・利用可能な状態としてください。これらの成果物および関連するデータ・権利は、公有化されます。
■ オープンソース化の対象範囲
オープンソース化の対象は、本プロジェクトにおいて支給される100万円の助成金を用いて開発・改良した部分となります。
なお、開発内容に既製品や市販製品が含まれる場合であっても、助成金によって改良・開発した箇所については情報公開が必要です。
そのため、企業製品や既存技術を利用する際には、企業秘密や権利関係に十分注意してください。他者の権利が関係する場合の権利処理は、各チームの責任において行うものとします。
【例】市販の人型ロボットを用い、その右手部分を助成金で改良した場合、右手に関する設計・コード等は公開対象となります。
■ AIの利用について
使用するAIのメーカーや機種に制限はありませんが、AIを利用する場合は、以下に示す GoogleのAI原則 に準拠する必要があります。
■ プロトタイプの取り扱い
制作したプロトタイプは、コンテスト終了後、原則として各チームの所有物となります(レンタル品を除く)。
ただし、転売や換金を目的とした利用は控えてください。
■ 学会発表・論文発表について
本プロジェクトでの研究開発成果をもとに学会発表や学術論文の執筆を行うことが可能です。(DemodayやShowcaseより先でも構いません)ただし、その際には「Google.orgおよび公益財団法人長寿科学振興財団の寄附によって行われた研究開発である」という 旨を必ず明記してください。また、公開前後には事務局へご報告をお願いします。

実施体制


〈主催〉
〈後援〉
一般社団法人全国高等専門学校連合会
一般社団法人公立大学協会
株式会社手塚プロダクション
〈企画・制作〉
株式会社 NHKエンタープライズ
お問い合わせ先
NHKエンタープライズ ロボコン事務局
Challenge ATOM担当 official@c-atom.tech
エントリーいただいた方には、サポートプログラムなどの最新情報をメールでお届けします。
エントリーシートの提出前でも、まずはお気軽にエントリーください。





